高野山真言宗 別格本山 温泉寺
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山門

山門(仁王門)


当山の山門は至徳、永正、寛文年間と再三造立され、現在の門は明和年間(1764〜1772)に再建されたもので、左右の金剛力士像は、均斉のとれた運慶・湛慶作といわれる力作である。門は欅造りで持送りの篭彫り彫刻など見るべき点も多い 但馬地方有数の山門です。
楼上の「末代山」の額は後西天皇の皇女、宝鏡寺宮理豊内親王の御筆である。

 

仁王像(金剛力士像) 
(兵庫県指定文化財)(伝 運慶・湛慶作)


温泉寺山門の左右に安置される阿形・吽形二体の仁王さん。天衣、手首先、頭部の髷などの後補、彩色の補修が後世におこなわれているため、一見するとそう古い仁王像ともみえないが、注意して観ると面部の写実的な表現、堂々たる体の筋肉の表出、像全体のバランスの良さなど、鎌倉時代の仁王に共通する表現感覚を見出すことができる。 山門で境内を護る仁王像は外気にふれるため、なかなか古像の遺作が少ないものである。特に湿気の多い但馬地方においては尚の事である。当寺の仁王像は貴重な例の一つと考えられよう。

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